14年前、「アビイ・ロード」の横断歩道を僕は一人で歩いた

 広島の午後にちょっぴりストレンジでビートリーな風を吹き込んだ、RCCラジオ「ゴゴイチ」の“広島音楽談義”が2年の任期(そんなものないです)を無事終え、12日の放送で担当を下りることになりました。いろいろ勉強させていただきました。楽しかったです。また機会があったら呼んでやって下さい。
(*7年間続いた「ゴゴイチ」は、番組改編で3月末で終了しました。)


 
dr.feelgoodthe interns
Dr.Feelgood & The Interns<OKS-10141>


 確か2年前の4月に第1回で流したのが、荒木一郎の「空に星があるように」とビートルズの「ミスター・ムーンライト」。広島カープの士気をほぼ球団創設の頃より影で支え続けた放送局だけに、ちょっぴり遠慮がちにオーソドックスな曲でスタートしましたが、ドクター・フィールッグッド&ジ・インターンズの「ミスタ・ムーンライト」との音源比較で意地だけは見せました。そのうち調子に乗って、雪村いづみの「ビ・パップ・ルーラ」やエイプリル・フールの「暗い日曜日」なんて曲もかけたりしました。最終回の曲は、ラスト・ネタで(邦楽)長谷川きよし&荒木一郎の「ラスト・テーマ」と、(洋楽)ビートルズの「ゴールデン・スランバー」~「ジ・エンド」のメドレー。(邦楽)はともかくとして(洋楽)はちょっとベタでしたけど、映画「ゴールデン・スランバー」の放映やアビイ・ロード・スタジオ売却のニュースもあったりで、これっきゃないという感じでした。

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本名・藤村の両アナと          吉富ディレクター(右)・アシスタントの唐崎さん(左)と






 「アビイ・ロード」ジャケットで思い出しましたよ。14年前、音楽雑誌「ロッキン・オン」の企画に乗って、松村雄策氏らと「ビートルズゆかりの地を訪ねる」ツアーに行ったことを。全国より選び抜かれたビートルズ・フリークは17人(と言いつつも、実のところは「宇宙のジョン・レノンと交信している」と応募用紙に書いてあった危ない人を除いて、ほぼ全員が採用されたみたいでしたけど)。一緒に、やりましたね、横断歩道四人歩き。確か松村氏がジョン役の先頭を歩き、その後ろを僕がリンゴ役で歩いた写真があったのですが・・・。どこかに紛れて出てきませんでした。残念ですが、哀愁をおびた「リンゴのテーマ」をバックに、僕の独り歩きヴァージョンでどうぞ。


abbey road


 帰国してからさっそく松村氏が「ロッキン・オン」に旅行記を掲載し、併せて“渋松対談”では旅行中のエピソードが・・。当時の学生バイトで「サボイ・トラッフル」が大好きだった岩戸君が、超興奮して電話してきました。
「てっ、店長のことが「ロッキン・オン」に書いてありますよ!」
「えっ、ホント?じゃあ買ってみよう。」(お前、購読してなかったのか)



rockin on
1996年6月号

渋松対談”「リヴァプールのゴミは僕等の宝だ!」(p98~9)より抜粋
松村 ―だから、落ちてる物は拾ってもいいことになってな、石拾うのが流行ったんだよ、ツアー・メンバーの間で。
渋谷 ―どういうメンバーなんだか見てみたくなったな。で、お前拾ったのか?
松村 ―うん、ストロベリー・フィールドと、ジョンとポールが初めて会ったセント・ピーターズ教会と、「ハード・デイズ・ナイト」のオープニングを撮ったボストン・プレイスで拾った。
渋谷 ―なんだかな。無能の人みたいだな。
松村 ―広島で中古レコード屋やってる菅田泰治さんなんか、半分に割れたレンガ拾ってな、日本の税関で「これ、なんだ?」って訊かれたらどうしようかって悩んでたな。
渋谷 ―悩むなら、拾うな。それと、やめろよ、フルネーム。

(読み返してみて結構笑えるからついでに最後まで)
渋谷 ―お前ら、勤労奉仕の清掃団かよ。それにしても、そんなに歩きまわっていったいどこを見たんだよ。
松村 ―どこって言われても、全部で九十か所ぐらい行ったかな。
渋谷 ―・・・九十か所。そんなに見るところあるのかよ。
松村 ―うん、ジョン・レノンの父親が居た孤児院とか、ポール・マッカートニーがバイトしてたデパートとか、ジョージ・ハリスンが・・・。
渋谷 ―もう、いいよ。とにかくこのツアーをネタにちゃんと単行本書けよ。
松村 ―任せろ。だけど、まだ見たい所が百か所以上あるから、今度はロッキング・オンのお金で、もう1回行かせろ。 


renga.jpg
これがうわさのセント・ピーターズ教会で拾った“半分に割れたレンガ”



おっ、忘れてた。もうひとつのビニール袋から、ちっちゃなレンガのかけらの数々が・・。



renga2.jpg
ちなみに左から、ポールの自宅、リンゴの生家、アビイ・ロード、デッカ・スタジオ
(お前こそ、リヴァプールと交信している危ない奴じゃないか)


st. peters

(上の写真)ジョンがクオリー・メンで初めてステージに立った場所
ただの駐車場なのに、ものすごく興奮したのを覚えてます。

(下の写真)セント・ピーターズ教会
本当に声が出なかったですね。沈黙の空気をかみしめ、みんな神妙な顔してました。
何でも目に入るものを必死で吸収してましたね(やっぱり危ない集団だ)。



クオリーメンのステージの休憩で利用したという建物の壁面に、松村氏が何かを見つけ、吸い寄せられるように近づいて行った様子を僕はじっと見ていました。食い入るようにそのプレートのようなものを凝視した松村氏は、納得した顔で我々の所に帰ってきました。
そして一言。


「何が書いてあるのかと思ったら、“NO SMOKING”だってさ。」



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