A HAPPY NEW YEAR 2010    ~ 45年前、クラスに浜田君がいた


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 あけましておめでとうございます。
オークションの集計であたふたしてたら、ブログ更新しないまま年が明けてしまいました。「昨年の3割の申し込みで終わる」というホラー体験は免れましたが、毎年のことながらオークション漏れがリスト全体の3分の1を占めるなか、トータル売上は前年比10%減といったところでありました。しかしながら、このせちがらい世情からすればまずまずの結果ではなかったかと納得しております。



 さて2010年に突入したということは、1960年代がほぼ半世紀前の年代になってしまったというわけです。半世紀ですよ、半世紀。年末年始はやたらビートルズ特番の多い昨今ですが、そんな情勢とは一切無関係に、年がら年中いまだに60年代音楽に拘り続け、その時代のレコードの掘り起こしに一喜一憂している自分はいったい何なんでしょう。「仕事だから」と言ってしまえばそれまでですが。確かにプレミア盤を中古レコード業の主軸に設定したことと、たまたま青春時代が60年代であった境遇とが運よく功を奏したのはラッキーではありました。でも仮にこの仕事からリタイアしても、その拘りは一生消えるような気がしません。大の野球少年ではありましたが、もともと不器用で一人遊びに熱中するよな性格だったからこそ、よけいあの時代にビートルズという“本物の”音楽に鷲掴みにされてしまったのだと思います。


 今振り返ってみて、十代の僕をとりまく音楽環境は濃密でしたね。何たってクラスメートに浜田省吾君がいたわけですから。彼を単なるJポップ・シンガーと考えている人が多いと思いますが、とんでもない話です。決して過去を美化してるわけではありません。今の時点で冷静に考え直してみても、想像を絶する洋楽少年でした。あの混沌とした時代、ビートルズ・ミュージックが“本物”であることへの自信を、よりステディーな確信へと導いてくれたのは間違いなく彼だったような気がします。


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今年の銀行カレンダーに掲載されてた呉市本通りの写真(1967年)。
バスの色彩、電話ボックス・・・。モノクロ主流時代におけるカラー写真ならではの、タイムマシーン的リアルさ!中学3年だったこの年まで、市内には電車が走ってたのですね。
(忘れてた)



 ロックという音楽がまだマイナーな存在であった60年代の中期、浜田君は姉に惚れた近所の大学生(当時洋楽LPを買うためだけにひたすらバイトしていたという強烈ロック・フリーク!)が持っていたLPコレクション約300枚のほとんどを借りて聴きまくるという幸運に恵まれます。そしてラジオ洋楽チャート番組の徹底したチェック。何を聞いても当然のように知ってました。ポップス歌っても、これが当時の中学生では信じられないほどのボーカル・センス(ジョンぽかった)。GSの話題とか一切口にもしないほどの洋楽少年。確かに当時GSのバンドが洋楽をカヴァーしてるのをテレビで見てても、浜田君の方が絶対うまいと思ってましたから。

 浜田君はまた、ビーチ・ボーイズ・フリークでもありました。中学2年生だった66年。『ペット・サウンズ』が日本で発売され、ナイーブだった浜田君はこれで一気にビーチ・ボーイズの音楽にのめり込みます。LPの解説にすらその斬新な音楽性について一切触れられていないような当時の風潮からすれば、非常に珍しいパターンだったわけです。

『ペット・サウンズ』関連で思い出すエピソード3つ。
① (中学生だった68年春)学校で僕が「ダーリン」のシングルを自慢してみせた時の一言。「このシングルはB面がええんでェ。」(註:B面は『ペット・サウンズ』収録の「ヒア・トゥデイ」)
② (高校生だった68年冬)「キャロライン・ノー」のシングルを浜田君の家に持って行って一緒に聴き終えた時の一言。「LPには最後に信号の音と犬の鳴き声が入っとるんでえ。」
③ (予備校生だった71年春)予備校の帰りに、発売されたばかりの『サンフラワー』を大好きだと僕が伝えた後の一言。「あれは確かに凄いアルバムじゃ。ひょっとしたら『ペット・サウンズ』を超えるかもしれん。」
(僕はその「超えるかもしれん」という一言で、『ペット・サウンズ』というのは凄いアルバムのようだと初めて意識したのでありました。)


 来月には、浜田君作曲の主題歌(歌:ポルノグラフィティ岡野昭仁&浜田省吾)収録の映画食堂かたつむりが公開されます。話題になるのは必至でしょうが、僕の心にはまだ10代の浜田君がしっかりと息づいているんだなあ。






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僕が当時買った『サンフラワー』。帯はありませんが、一応赤盤です。(インパクトなし)
プロフィール

thisboy1994


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