西暦2000年の子供達

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「バカの一つ覚え」という言葉もありますが・・


 毎年10月はオークション・リストの検盤作業に没入する時期です。「一を以て之を貫く」の精神でがんばっております。特に今回は過去最高の枚数になりそうで、その要因のひとつとなっているのがビートルズ関連アイテムの大口買取があったことです。掲載予定は300枚以上。年1回のオークションは、その1年間に買取したものを中心に掲載します。よって60~70年代の国内盤をオール・ジャンルに渡って満遍なくリストすることは結構大変なんです。基本的に同じアイテムを(続けて)掲載しないことを鉄則としているため、価格崩壊が進むレコードでオークションの最低価格をクリアしたものを1000枚以上集めるのは至難の技でもあります。ですからビートルズに限っても、年度によっては30枚以下ってことも少なくありません。ビートルズ専門店でもない当店に(よく誤解されますが)、こんなに集まったのも前代未聞のことであります。検盤作業にかこつけて、久しぶりにビートルズのレコードを聴き込み堪能しております。ああ~、しあわせ!








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『アンソロジー・ボックス』の冒頭で、デレク・テイラーの解説を再確認する。


「20世紀最高のロマンス、いや、あるいは「ただのバンドがとってもとってもビッグになっただけにすぎない」のだろうか?後者は、ビートルズ神話を紛糾しようとするハードボイルドなジョンの解散後の言葉だ。そして前者は、当時をふりかえり懐かしみを込めた私のバラ色に染めた見解である。」


『アンソロジー』が発売された1996年はビートルズ解散から既に四半世紀が経過しており、デレク・テイラーが能天気なロマンス・ガイでないことは、それから20年近く経た現在において彼の見解がより真実味を帯びていることからも明らかです。




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その“ロマンス・ガイ”デレク・テイラーが、ビートルズ4枚目のアルバム『フォー・セール』で初めてライナーを書いていたことはあまり意識していませんでした。『U.K. ORIGINAL ALBUM BOX』に収録された『フォー・セール』<TOJP-7074>にその邦訳を見つけました。


「FOR SALE といっても、彼らが売りに出ているわけじゃない。金銭的な面は何かと取り沙汰されるものだが、この際そんなことは大した問題ではない。とにかくこのアルバムは「買い」だ。

  (中略)

 お金や人気が全てではない。これらの曲ははかり知れない歴史的価値をもつものだ。人は誰しも若かった頃に戻ることはできない。世代がめぐって、子供が葉巻をくわえて土星にピクニックに行くような時代の「放射能チャイルド」みたいなガキが、「ビートルズって一体なに?」などと尋ねた時に、君は本当にビートルズを知っていると言えるだろうか?長髪や絶叫の説明なんかでお茶をにごしてはいけない。そんな時にはこのアルバムの曲をいくつか聴かせてやることだ。そうすればおそらく彼らにもわかるだろう。西暦2000年の子供達も、彼らの曲を聴けば、現在の我々と同じように暖かな、幸福な気分を味わうことだろう。 
(日本語訳:斉藤真紀子)」


“長髪や絶叫の説明なんかでお茶をにごしてはいけない”の一言、しびれます。この日本盤の帯には“英国オリジナル発売1964年12月4日”と書かれています。そして当時デレク・テイラーがロマンとして究極の視野に当てた「西暦2000年」からも既に20年近くが経過しようとしている現在、私も同じように“暖かな幸せな気分を味わって”いるのです。(西暦2017年のしがない高齢者ですが、何か?)


プロフィール

thisboy1994


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●店長「菅田」
 1952年広島県安芸津町生まれ。獅子座のAB型。ビートルズをたまにしか聴かないビートルズ・フリーク。
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