かんだレコード・リストNO.1

 通販レコード・オークションの「かんだレコード・リスト」を始めて、昨年で20年が経過しました。最初の頃は年2回リストを作っていたのですが、掲載枚数が2000枚を越える頃から、いつの間にか年1回が当たり前となってしまいました。今年の年末オークションでNO.28となります。ホームページにある「RARE RECORDS AUCTION」と連結しているため、ヤフオク等のネット・オークションと異なるシステムの説明も含め、ちょっぴり歴史を振り返ってみることにします。

 86年の冬に脱サラして家業の米屋を継いでから、リサイクル部をオープンさせたのが翌87年の春でした。早かったですね(サラリーマン時代から既に狙ってましたから)。
その頃はまだ「リサイクル」という言葉も定着しておらず、警察の防犯課に「リサイクル・コーナーを作りたい」と古物業の申請をしたら、「自転車を売られるんですか?」って聞かれたのが今でも忘れられません。

そして作った新聞の折込チラシがこれです。

チラシ

電気製品・事務機・進物品・スポーツ用品・おもちゃ(ファミコン他)などの定番品に並んで、しっかり「レコード」という項目を入れているところに“狙い“が見てとれます。正にバブル景気に突入した時代ではありましたが、単に安さだけではなく、委託をメインにした“ふれあい感覚”や“お遊び感覚”が受けたのかもしれません。反響は大きかったですね。たまにお店で開く「リサイクル市」も大賑わいで、イベントとかで出張販売しても、5~60本持って行ったファミコンが半日で完売するような状態でした。

 そんな勢いもあって、県内廻って集めたデッド・ストックのレコードもかなりの量になり、女房に「とにかく1回だけでいいからオークション・リストを作らせてくれ」と頼んでスタートしたのが1988年の夏のこと。学生時代に「ニュー・ミュージック・マガジン」を貪るように読んで(70年代の評論は濃かった!)、中村とうよう氏のソニー・ビルでのレコード・コンサートなどにも通ってた身としては、出来れば「ミュージック・マガジン」に広告したかったのですが、予算的に無理で、結局「レコード・コレクターズ」誌に広告しました(当時は確か広告料が3:1ほどの割合だったと記憶してます)。

出来上がったリストがこちらです。

リストA リストB
店名・所在地の奇抜さも手伝ってか、広告の反響は半端ではなかった。
ネットも何もなかった時代。どれだけ問合せの電話がかかってきたことか。
今では広告しても、そんなこととても考えられません。
 

リスト裏
レコードを利用して米を売ろうとしている姿勢が見える。まだレコード業に自信が持て
なかったのでしょう。食管法をクリアするため、県内と県外で特典を「値引き」と「贈呈」
に分けているのがほほえましい(当時はまだ、県外に米を販売出来なかったのです)。



しかしてその内容といえば・・・。
基本的に原盤のロックやR&B・ブルースのへなちょこコレクターだったわけですから、リストの目次見ても、日本盤はすべて(オーバービッド期待の)セット・セールで、オークションは洋楽のUS盤のみ。しかもオークションのセクションが、アメリカ盤ジャズ10インチ(3000円以上)・ジャズ50年代LP(3000円以上)・40~50年代ブルースSP(1000円以上)・50~60年代ブルースLP(2000円以上)であったりします(そうだったんだ!すっかり忘れてた)。

売りは何と言っても国内盤のデッドストック
新品70年代日本盤シングルがセット・セール700円(洋楽は800円)、新品70年代LPがセット・セール1800円(洋楽は2000円)。60年代中心の中古シングルがセット・セール800円(洋楽は1200円)、中古LPがセット・セール2000円(洋楽は2500円)。これじゃあ、今だって充分反響ありますね(笑)。
さらにリスト掲載の全レコードのジャケット写真付き。当時としては珍しかったですからね(今では何のこっちゃのモノクロ写真ですが)。

 申し込みがあったのは104名。その中で、今でも切れ目なくリストで買われ続けているのは1名のみ。途中のブランク含めての常連客でも5名程度。コレクターも移ろいやすいのです。この104名の中には、その後お店をオープンされた方2名(リストNO.2以降の顧客では、10名は下らないでしょう)、結構有名なライターになられた方1名がいらっしゃいます。それ以外の100名近くの方々、今どうされているのでしょう?いずれにせよ、リサイクル部創設期の熱情をプッシュしていただいたという意味で、人間国宝ならぬ「人間店宝」であるのは間違いないですね。

 落札結果は、唯一6桁の大台に乗ったジョン&ヨーコ/「帝国ホテル・インタビュー」<3ER-282>が105,000円で落札。それ以外に1万円以上の入札があったものは、そんなになかった気がします。何しろ、大滝詠一/青空のように<LK-39>,ファーラウト/シュ・シュ<L-1046>が700円、四人囃子/『‘73幻のライブ』<AX-7801>,多羅尾伴内楽団/『VOL.1』<LX-7031>が1800円のセット・セールなんですから。
中古のセット・セールで、高校生の時に買ったけど聞かないからとリストにしたブラック・ダイク・ミルス・バンド/イエロー・サブマリン<AR-2169>にオーバービッドで7800円の入札があって大感激したり(今なら安いなあ)、ジェファーソン・エアプレイ/『ヒッピーの主張』<SHP-5694>の帯付が3800円で落札だったりしたんですから、今でも充分インパクトはありますね。Lightnin Hopkins/『Strums The Blues』<Score-4022>を1万円以下で手に入れられたMさんからは、「菅田さんには今でも足向けて寝られません」なんて言われます。でも帯なしの『リバプールの若者達 第2集」<OR-7193>に2万円のビッドがあったりしたんですから、帯なんてまだあまり関係なかったんですね。あ~、よき時代(本当によかったの?)。
  

 ネット・オークションに慣れたコレクターには分かりにくい当店の「RARE RECORDS AUCTION」システムについて説明しようと思ったのですが、いづれ近いうちに日を改めて書かせていただきます。
あ~疲れた(冷や汗)。



SFL-1277.jpg
昨日入荷したレギュラー美品のデビッド・ボゥイ/冷たい炎<SFL-1277>。
こういうのが入ってくると、確実に5才は若返ります。
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thisboy1994


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