「ビートルズ新時代~その音楽遺産を極める」(河出書房新社)

新時代

 という新書を先日本屋で偶然見つけ、銘打たれた“日本デビュー50周年記念” の文言に魅かれ思わず手に取りました。ビートルズ関連の書籍でもよっぽど資料性のあるものでない限り最近は購入するということはまずなく、例によって例の話の羅列か個人的回想かと先を読んでしまいます(なまいきな)。だって2回読みかえす本なんてまずないわけで、昔のようにヒマと情熱を持てあましてる頃ならいざ知らず、ダンシャリ意識の高揚したオヤジにはとてもそんな余裕はございません。




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2年後の6月末は、「来日50周年」できっとビートルズ熱が沸騰していることでしょう。

 パラパラっとページをめくり、まず「Part1 今も新鮮!50年目の新発見」の広田寛治氏の文章に目をやる。同じ52年生まれの方。“永遠の存在になることは誰も予測できなかった。”その通り、その通り。“2010年代は世界中でビートルズ50周年が祝われる。”そういえばそうだ。映画「ハード・デイズ・ナイト」50周年、映画「ヘルプ」50周年、来日50周年、アルバム「サージェント・ペパーズ」50周年。挙げていったら切がなさそう。“ビートルズ新時代は歴史時代の始まりで、ビートルズを同時代に体験していない世代が、ビートルズをいかに聴き、いかに表現し、評価し、伝承して行くのが問われるという意味での新しい時代なのだ。”確かに!その視点は見落としてたなあ。分かり易いだけでなく、非常に的を射ている。納得しました。リアルタイマーとしての伝え方や身の引き方も、じっくり考えてみなければいけない時期に入ったのでしょうか。




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小説の中に、「『フォー・セール』を買った。値段は1750円だった。」という箇所があります。岩瀬さんのお持ちのLPには帯は付いているのでしょうか?(よけいなお世話)

 「Part2 ビートルズ音草子」に書かれている木屋もとみさんのエッセイも素敵です。たとえば「プリーズ・プリーズ・ミー」の“愉しい「カモン」の響きが歓びをのせて新しい時代へと流れて行く”のタイトルだけでワクワクしてきます(最近は原点回帰オジサンと化してますから)。5年前に出会った岩瀬成子著「
オール・マイ・ラヴィング」という小説にヤラれて以来、ビートルズ少女の感性には注目しております(十代の頃は、「キャーキャー悲鳴あげてる少女達にはビートルズの音楽的な深みは理解出来ていないんじゃないか。」と思ってましたから)。




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「ビートルズ事典 改訂・増補新版」(ヤマハミュージックメディア、2010年)

 次に「Part3 ビートルズを極める① 音楽遺産の全貌」での、藤本国彦氏の“ビートルズ魅惑の世界への誘い”に目を通す。日本でのリリース状況の説明で、デビューLP「ビートルズ!」を“64年4月5日(15日説が有力)に発売された”と書かれている箇所に出くわす。私、不覚にも思わずウルっとなってしまいました。藤本国彦氏といえば、「JAPAN BOX」の編集者。このCDボックスの解説では“大人の事情”からか15日説には一切触れられていなかっただけに、この( )書きの一言には驚きました。これを目にするやいなや、思わずレジへ(笑)。藤本氏とはかつて某ミュージシャンの楽屋でお会いした時にコンサートに招待してもらった方に紹介され名刺交換させていただいただけの関係ですが、香月氏の「ビートルズ事典」の改訂版も監修されている方だけに当然以前から発売日に関しても意識はされてたと思います。編集後記に書いてあった、“最新の研究に基づき、今までとはひと味違ったアルバム・ガイドとなるよう工夫しました。新たな発見があれば幸いです。(真)”の一文も沁みました。50周年を機に、今年に入ってネット上でデビューLP発売日に関してコメントされた「諸説あり」の注釈。発売日なんてどうでもいいことと思われるでしょうが、ビートルズ日本史研究における脆弱さを認識するキッカケとなったという意味では大きかったと思います。微力ながらもキッカケに協力が出来たことの満足感が、実のところ今回の出戻り移転にも繋がったわけですから。








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かんだ201410 - コピー
本国デビュー記念日(10月5日)の出戻り移転「ゲットバック・セール」の広告もレココレに出ました。がんばらねば。



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1階入り口の屋根ペンキ塗装完了。来週この通路上に、2階ジスボーイ案内用看板つるします。間に合うかな~。
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thisboy1994


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 1952年広島県安芸津町生まれ。獅子座のAB型。ビートルズをたまにしか聴かないビートルズ・フリーク。
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