THE EP BOOK VS シングル図鑑/オールディーズ・シングル図鑑~宣伝④

EP BOOK
1500枚掲載で分厚いですが、5000円超の価格です。


 「THE EP BOOK (SWEDISH ROCK & POP PRESSINGS 1954-1969)」というスウェーデンで発行されたカラー・ジャケット本があります。これは文字通りスウェーデンのEP盤を掲載した本で、EP元年にあたると思われる54年(日本といっしょですね)から60年代末までに発売されたジャケットが網羅されています。US盤やUK盤もそうですが、基本的にジャケット付きの7インチ盤というのは、海外では4曲入りのEP盤が原則なのです。日本盤の場合、このEP盤に加えシングル盤にもジャケットが付いており、当然のことながら海外のコレクターから注目されることになったというわけです。このブログを見られている人には何を今さらと思われるかもしれませんが、これは世界的にみても珍しいことなのです。

 日本も7インチ45回転盤は、EP盤でスタートしています。1954年の春のことでした。シングル盤に関したら、日本マーキュリーというマイナーな会社から54年の6月にジャズの2曲入りシングルが発売されています。このシングル、以前「スイング・ジャーナル」でマガジン・タイムマシーンをやりまくっていたときに買取してたまたま所有しているのですが、ジャズでもあり、いわゆるSP(Standard Playing Record)に対するEP(Exteded Playing Record)として2曲収録であっても一般のポピュラー・ミュージックの4曲分の長さに相当し、実態はEPであると考えていました。今回シングル図鑑の編集作業をしている過程でこのレコードが初シングルの可能性があることに気付き、改めてTIMEを確認してみたわけです。各曲の収録時間は、何と、2分45秒と3分5秒でした!間違いなくシングルだったのです(このジャケット、特典のミニ図鑑に掲載してます。←特典の宣伝じゃんか)。ただこれはマイナー会社のシリーズ発行盤であり、やはり特例と考えるのが自然かもしれませんね。

 
 いわゆるビクター・コロムビアといった大手レコード会社からシングル盤が一般的に発売されたのは54年の11月のことで、EPからおよそ半年遅れでスタートしているのです。このあたりはご存じない方も多いのではないでしょうか。ヤフオクなどでも今ではシングル盤は「EP」となっていますが(確かにLP・EPとした方がシンプルですものね)実際は別物で、45回転4曲盤は当時の月報でもはっきり「EP盤」と表記し、「シングル盤」とは分けてあります。その後60年代に入っていわゆるコンパクト盤と呼ばれる33回転4曲盤が登場してきて、「EP」というものの実体がよりややこしくなっているわけです。

 日本のそういったややこしい事情とはいっさい関係なく、このスウェーデン本、間違いなく「EP BOOK」ですね。たださすがに材料が限られていて、結局ビートルズのEPまでも含む1969年まで範囲を広げ、トータル1500枚のEP盤が掲載されています。その点、日本盤は強いです。何しろシングルまで贅沢にもジャケットが付いているわけですから。目録徹底的に調べたら、いわゆる欧米を中心としたヴォーカル系って、1954年から64年までの昭和30年代に4000枚近いEP・シングルが発売されているのですが、その中で純ポップス系となると、3000枚ぐらいじゃあないでしょうか?ですから3000枚以上掲載って数は、それなりの頑張った数字なのです(やっと宣伝にこぎつけた)。ただサイズ・説明不足とかいろいろ問題点もあると思いますが、とりあえず黎明期の洋楽シングルの全貌が確認できる図鑑を出せたことに感謝です。


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thisboy1994


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