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 映画の中のレコード店⑤

1973.jpg

 村上春樹の「ノルウェイの森」は当然初版で買いました。ビートルズの曲名がタイトルの小説なんて、それまでなかったですから。村上春樹という存在を最初に知ったのは彼がまだジャズ喫茶をしていた頃のことで、そのジャズ喫茶にも行ったような行かなかったような。とにかく72年から77年にかけての東京での大学生活は正に音楽(レコード)一色で、あちこちのジャズ喫茶や中古レコード店を際限なく廻っていて、記憶もいろいろ錯綜しているわけです(大学時代にやってたことがこれほど今の仕事に役立っている人間も少ないでしょう)。片岡義男や村上龍などとも相通じる、音楽にインスパイアーされた小説やエッセイに興味持っていた関係で、卒業後も「1973年のピンボール」とかは読んでいました。でも小説家としてそれほど傾倒していたわけではなく、それこそ「ノルウェイの森」で久々にタイトルで食い付いたわけです。残念ながら私の期待してたような音楽小説ではなかったためすぐにギヴアップしてしまい、長い間倉庫に眠ったままになっていました。5年ほど前にたまたま倉庫のレコードを整理していたら忘れかけていたこの小説が出てきて、何げに読み始めたら止まらなくなり、その日一日かけて上下巻を一気に読破してしまいました。それから4年後に降りかかることへの因縁でもあったかのように。
 




record collector
LPコレクションと村上氏(2003年)
                   
                   
 村上春樹はジャズを中心としたレコード・コレクターとしても有名な作家です。この仕事を受けた時まず思ったのが、「ノルウェイの森」という題材の大きさではなく、“レコード・コレクターでもある村上氏に対して失礼のないセットをしなければ”ということでした。というか、正直に告白すると、60年代末の帯付のセットで“唸らせてやろう”と思ったのです。団塊の世代で特にレコード店に足しげく通ったような音楽ファンにとって、帯付のLPが溢れたレコード店がどれだけインパクトのあるものかを長年この仕事に携わった経験上知っていたからです。輸入盤のLP群と違って、国内盤のひしめくレコード店は、“タイムマシーン的”な既視感を掻き立ててくれる力を持っています。そんな風景は、一般の5~60代の人達にとって、長い間目にする機会がなかったはずです。それは村上氏が輸入盤メインのコレクターであっても同じこと。いや、輸入盤コレクターだからこそ、よけい十代に通った新譜のレコード店が醸し出していた風景はインパクトあるものに違いありません。


 スタッフからは、「壁面用と棚の面出し用に200枚の帯付LPが必要」との条件が提示されました。洋楽ロックだけなら、図鑑のLP画像をカラー・コピーすれは簡単に要望に答えられるのは分かっていました。ところが内容的に“ロック以外のジャンルも含めての200枚”と聞かされ、「ようし、それならいっそのこと現物で全部揃えてやろう!」と、レコード魂に火がついてしまったのです。その後待ち受けていたHEAVYでTIGHTな20日間を、その時は知る由もありませんでした。












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thisboy1994


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●店長「菅田」
 1952年広島県安芸津町生まれ。獅子座のAB型。ビートルズをたまにしか聴かないビートルズ・フリーク。
●スタッフ「オイリー」
 A型、初代ミス・ジスボーイ、元ユニコーン(及び新日本プロレス)・ファン
●スタッフ「モンリー」
 A型、元PANTA FC会員(’83~'01)

●スタッフ「スーザン」
 B型、2代目ミス・ジスボーイ、初レコ:中森明菜

●スタッフ「白井」
 O型、趣味:釣り、初CD:フランキー・ヴァリ&フォー・シーズンス

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