時代はここまできていた

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 先週・先々週と、新聞・テレビ(2社)の取材がありました。HMV渋谷店の閉店を音楽産業のターニング・ポイントと捉えた「CDも古いと言われそうな時代に何故中古レコード店が生き残っているのか?」的アプローチのものと、ちょっぴりお手伝いさせていただいた映画に関しての取材でした。取材に来られたのがたまたま20代・30代・40代とそれぞれ異なる世代の方だったため、50代(と言っても限りなく60代に近いですが)の私にとっても実に勉強になる取材でありました。



 最初がRテレビの40代レポーター。ちょっぴりコレクター性のある方で、査定用のLP10枚ほどを持参されましたが、残念ながらトータル3000円の買取評価でした。あまり盛り上がるポイントもなく、案の定、放送ではカット・アウト。

ここで例のお得意芸を披露。帯が付くと今はかなり値段が違うということを前置きしておいて、
「このLP、帯がなかったら38000円ですが、これに帯が付くといくらでしょう?」
とカラー・コピーの帯をひっかけたLPを見せる。
「う~ん、15万!」
「それはかなり強気に言われましたね?(笑)」
「はい」
「210万」(“です”は言わない←得意満面)
「・・・・!?」

お見事、放送のハイライトとなりました。




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 次にC新聞の30代女性記者の取材。壁に並べた60年代の帯付LPを一望される。
「あまり知ったアーティストがいませんね。“ブルー・ライト・ヨコハマ”は知っています」
「ええ?そんなもんですか!?ドアーズとかご存知でしょう?」
「いいえ、知りません」
「本当に??ツェッペリンは知ってますよね?」
「いいえ、分からないです」
「・・・・!!!???」

かなりショックを受け、その日の夜に“60代に限りなく近い50代”の音楽ファンSさんに電話。
「ツェッペリン知らないらしいんですよ」
「知らないでしょう。普通の30代の人は」とキッパリ。
「そんなことないでしょう!」
「いや、そんなもんですよ」


特殊な環境で20年以上も仕事していることの弊害。
“井の中の蛙 大海を知らず”ではありませんが、知らず知らずのうちに
“盤の中のシーラカンス 音楽状況を知らず”
となってしまったのでしょうか。

でも、新聞の記事は素晴らしかった。一般の人の目線で分かりやすく書かれていて、私の発言を単純に鵜呑みにするのではなく、しっかり裏付けとなるのものを自分の目や耳で調査してありました。さすが「プロの仕事」と、ちょっと感動してしまいました。



恋のアドバイス
PM(プレス・マーク)は「J5」(65年9月プレス)で、
ビートルズ・レコード初体験は中学1年秋頃であったことが判明


 次に来られたのがHテレビの20代女性アナウンサー。レコード・プレイヤーに乗っかった、私が初めて買ったシングル盤「恋のアドバイス」<OR-1426>を見るなり、
「レコードは裏からも音が出るんですね」
「・・・・」(シーラC、(注)自らのシーラカンス度認識C段階)

「こんな大きさのレコードがあるんですね。はじめて知りました。」
「・・・・」(シーラD)
同じ年頃の娘のことを以前書きましたが、まだドーナツ盤の存在を知っているだけでも良しとすべきなのか・・。
以前あった縦長のCDシングルもすっかり影をひそめ、CDと言えば今ではシングル・アルバム共に単一の5インチ・サイズというのが常識となっています。したがってレコードといえば、“単一の12インチ・サイズ”ということになるのでしょう。テレビでよく見かけるDJが使ってるのも12インチ・シングルですし。非常に納得。


次に取り出したLP『アビイ・ロード』の「ゴールデン・スランバー」に針を降ろすと、
「何で曲の頭出しが簡単に出来るのかと思ったら、盤に溝があるんですね。」
「・・・・」(シーラE)

このE段階に及んで、ついに全貌が見えました。
要するに若い人にとってはレコードを見る基準がCDと同一で、“片面・溝なし・単一サイズ”という認識なのです。


若者のレコード認識の全貌把握は「シーラEで、いいらしい」(てめえの企ての全貌も見えたぜ!)


プロフィール

thisboy1994


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 1952年広島県安芸津町生まれ。獅子座のAB型。ビートルズをたまにしか聴かないビートルズ・フリーク。
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