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When I’m Sixty-Four

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私たちは巨大オブジェのふもとにたどり着いた遊牧民か?

  気が付いたらこんなもの作ってしまいました。何がどうしてこうなったのか。ただ単純に「ビートルズ来日50周年」を迎えてしまったということに尽きるのですが、半世紀も己の生きてゆく糧であり続けてくれたことに対する再確認。何かしたい。想うだけでなく、“DO”したかったんですね。






りばぷーる
25年近く前、広島ブルージーンズでライヴしたこともあります。

 ことの発端はこうです。出戻り移転して2度目の春を迎え考えました。ジスボーイをオープンして22年。でもわが商売の基本は、この安芸津町で28年前の夏にスタートした通販レコード・オークションをベースとして成り立っています。それは28年間一貫しています。全国を買取で駆けずり回り大好きなレコードとの出会いに一喜一憂してきた日々は、それなりに影での苦労はあったものの、音楽バカにとっては何ともシアワセなことだったのではなかろうかと感謝しています。一方地元の安芸津町に目を向けてみると、相次ぐ市町村合併の流れを受けて、11年前にはそれまで半世紀近く続いていた「豊田郡安芸津町」から「東広島市安芸津町」に名称変更し、その後は過疎化路線をまっしぐら。「旧OO郡OO町」と「旧OO市OO町」は同じ“町”でも、我々旧郡町人?にはそれなりの地域文化を担っていた誇りのようなものが残っているんですね。東広島市そのものは全国的にも人口増加が目立つ躍進学園都市ですが(ゆえにジスボーイはその中心地でスタートしたのです)、当然のことながら中心部への予算配分がメインで旧郡町はどんどん活気を失っているのが現状です。出戻り移転後に来店されるのも、お店がマニアックなだけに半分近くが市外からのお客さん。でも自分なりに何か地元の活性化に貢献出来ることはないものかと考えていた矢先、ガソリン・スタンドのオーナーMさんが発した一言が私に火をつけました。「アビイ・ロードを作ろうと考えてるんです。」よくよく話を聞いてみたら、駅前をアビイ・ロードと似た街並みに作り変えてみたい、ということでした。当然町おこしの一環としてなのでしょうが、「造園業者も同じ樹木を植えるため県土木への申請を考えている」とかなり具体的な内容のものでした。いろいろ問題も抱えているようですが、「ビートルズを絡めた町おこし」の発想をする人が同じ町内にいたことにどれだけ私が勇気づけられたことか。考えてみたら、町内にはビートルズ好きの初代オーナーが作ったレンガ造りの「りばぷーる」という喫茶店があったりもします。まあビートルズに拘ることはないけど、レコード・ネタで何かやってみよう、そう決心しました。






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 隣接した呉市という街に、「大和ミュージアム」という呉が生んだ世界最大の戦艦「大和」を中心に近代日本における造船・科学技術を紹介する海事歴史科学館があります。入場者は年々増え続け、今では年間100万人を超える集客を誇っています。オープンして10年を過ぎていますが、いつでも行けると考え未だ足を運んだことがありませんでした。遠方からの来客に地元の観光スポットを紹介するためにも一度見ておく必要があると考え、懇意にしている知人二人が東京から来店した際一緒に出掛けてみることにしました。このミュージアムの売りは、何といっても10分の1スケールの戦艦大和モデル。館内でこれをジーっと見ていてあるひらめきが・・。「ようし、これを逆手にとって10倍のレコード看板を作ってやろう!」






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 60年代音楽専門店を意識した具体的なジャケットを思いつき、地元の看板塗装屋のNさんに話を持って行ったところ、「商工会を通じで補助が出る制度がありますよ。」とのこと。よく聞いてみると中小企業の集客援助資金で最大50万円まで補助が出る制度のようでした。ただし申込期限が近づいていてすぐに申請書出さないと間に合わないとのこと。商工会とも相談し慌てて書類仕上げました。実際のところこんなキワ物企画が通っても即効果が出るとは考えられませんでしたが、町の活性化のきっかけとして幾らかでも貢献出来ればと開き直りました。“奇抜さが収益に反映しにくい立地&業種”というポイントに注目しました。それならいっそ看板ではなくビートルズの記念オブジェを作って限定的に飾ってみたらどうだろう。そこで目を付けたのが来日記念盤の「ステレオ!これがビートルズVOL.1」<OP-7548>。これが発売されたのが50年前の6月25日。とここで私の「発売日魂」と「とことん拘り魂」が発火します。さっそくNさんに報告。「両面と背表紙を拡大印刷し、それに帯を巻いた巨大LPオブジェに変更してほしいんだけど。本来の看板ジャケットは後から変えてもらったらいいから。で完成は6月25日。ということで、よろしく!」本当は何としてもこれを来日記念日の6月29日に掲げたかったんですが、審査の合格通知以前に掲示したら補助資金は出ないとのことで、結果が出る7月中旬まで待つことにしました。





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ビートニューズのステージ(1965年!) 
対バンのバチェラーズがこの日アップ・テンポの曲中心だったため、
ビートニューズは「ガール」「ジス・ボーイ」等スローなナンバーで攻める。


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「オール・マイ・ラヴィング」を熱唱する山本さん

 NHKBS特番「ビートルズ・フェス」の“地方から武道館公演を観に行った人を探している”という企画依頼を通じて知り合った長田泰子さんが、来日50周年を記念したビートルズ・パーティーをするという話を聞きつけました。「群馬から女子高生一人で観に行ったけど、学校に知れたら退学になると思って親子で長年その事実を封印していた」という長田さん。彼女がパーティー会場として選んだのが江田島にある「ETTA JAZZ CAFE」。このオーナーもビートルズ好きという噂を聞いて会いに行くことに。「どうせ得意気にリアルタイマー風を吹かせてるオヤジだろう」とナメてかかってたのですが、会ってみると何とこれが正真正銘のホンモノ。「僕も当時東京の大学生で、武道館に行ってるんですよ。女性グループのコンサート(ニュー・クリスティー・ミンストレルズのこと?)との抱き合わせで20枚事務所からチケットを手に入れ、その中から各メンバーの立ち位置に一番近い席を選んで4公演観ましたよ。斜め後ろから見たリンゴのバスドラのビートは強烈だったし、ジョンの唾が飛ぶのもよく見えました。」とおっしゃるオーナーの山本唯夫さん(68才)。凄すぎる!自宅は拓郎の3軒隣で、高校時代はバチェラーズ(拓郎在籍)と対バンで演奏してた元ビートニューズのベーシスト。ステージ写真も見せていただきましたが、これが当時としては珍しいほぼ完璧な初期ビートルズ・スタイル。「バチェラーズはR&Bバンドだったからね。」と、自らのビートル・フリークぶりを強調。こんな人に歯が立つわけがありません。いくらビートルズ日本盤ネタを振りまいても、「あっ、そう。」で終わり。そんな山本さんに、例の巨大オブジェのことを話してみました。

「それはそうと、来日50周年記念で10倍のレコード・オブジェを作ったんですよ。」
「?? そりゃ凄い!」
「25日のパーティーで持って来ましょうか?」
「やりましょう!」







ob0.jpg 宇品フェリー
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 25日当日の朝がやって来ました。ドンピシャ25日に最終仕上げを施し完成した巨大オブジェ。看板屋に到着したら2トン・トラックにきちんとセットしてありました。友人Sさんの運転で、女房と3人目的地江田島に向けていざ出発!広島市内を通過して、宇品のフェリーに乗り込む計画をそのまま実行しました。市内の繁華街を通過する時は、さすがに「ビートルズ来日50周年」を祝う親善大使のような気分でした。これを目にしたビートルズ・ファンと思しき方達の反応は特に顕著で、よく騒乱(誘導)罪で訴えられなかったと胸を撫でおろしております(冗談です)。会場到着後は、みんなで協力し合って荷を解き(これが結構大変なんです)、メイン・ステージに無事セット完了。コピー・バンドのアコギ・カヴァーを聴きながら、会食、ビートルズ談義と、楽しいひとときを過ごすことが出来ました。巨大オブジェは、失笑を含みつつも、とにかくみんなをハッピーな気分にしてくれることを確信したのでありました。





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孫をいたわるかの余裕あるラブリー山本さん(私もジジイですが)

 で、援助資金の結果ですが、これが見事不合格。本年度になって制度のことが知れ渡り、応募が急増したのが原因だったようです。まあこれで誰にも遠慮することなく、堂々と掲げることが出来ます(負け惜しみ?)。ということで、本日8月16日で無事64才の誕生日を迎えたことをビートルズ関連日として設定しました。遥か昔「When I’m Sixty-Four」を初めて耳にした高校生だった頃、とても予想も出来なかった老いぼれた己の姿。「When I’m Sixty-Four」と来日50周年が重なった偶然。援助をあてにしてちょっっぴり凝ってしまった分余計に経費がかかってしまいましたが、個人的にもいい記念イベントが出来たと満足しております。いずれ本来の巨大LP看板にとって変わりますが、しばらくはこのままで。それでなくとも奇妙なお店なのに、これでさらに「珍百景ショップ」としての磨きがかかりました。

祝来日50周年!










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変顔する孫達に囲まれた(変顔に見える)私
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thisboy1994


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 1952年広島県安芸津町生まれ。獅子座のAB型。ビートルズをたまにしか聴かないビートルズ・フリーク。
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 B型、2代目ミス・ジスボーイ、初レコ:中森明菜

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