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ディス・ボーイ と ビートゥルズ

free jazz free jazz 2


毎年恒例、秋から初冬にかけてのオークション検盤作業に没頭しております。そんなさなか、2タイプの買取依頼がありました。一つはジャズ系全般で、当店のオークション・リストで使えそうなものとして70~80年代日本人(フリー・)ジャズがかなり含まれていました。もう一つは80年代日本のパンク・ハードコアをメインとしたもの。こちらも当店本命の60~70年代物ではなかったこともあり、オークション準備期間中の特殊事態を説明し着払いで送っていただくことにしました。届いたレコードをチェックしてみると、リストA(国内アーティスト編)に滑り込み出来そうなものがかなり多く狂喜乱舞(ちょとオーバー?)。出張して限られた時間内で査定出してたら、買取額は半分以下になってたかもしれません。本命でないコアなタイプのレコードの場合、余裕があれば案外着払いの方がいいかもしれませんね。とは言いつつ60年代ロック・ポップス系帯付100枚あれば、連絡あったその日(または翌日)に間違いなくあなたの家にいることでしょう(是非とも!)。共にかなりの緊張と集中力を要する音楽ではありますが、時に苦行僧的心情にも似た検盤になりつつ何とか無事チェック完了しました(年内公開に若干不安もよぎってきましたが、がんばります)。




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 送って来られたパンク・ハードコアのダンボールの宛名は「ディス・ボーイ」となっていたのですが、正解度の順列(⓵ジスボーイ②ジス・ボーイ③ディスボーイ④ディス・ボーイ⑤ナイス・ボーイ)からするとこれは第4級に属するわけであります。今回の場合「デス・ボーイ」と書かれてあったら、特別評価額1万円アップで対応出来たのですが、残念。
(冗談はともかく、レア盤多数でしっかり評価させていただきました)




img_1.gif

 ところで店名の「ジスボーイ」は、ビートルズのLP『No.5』<OR-7013>に収録された「This Boy」の邦題表記「ジス・ボーイ」を一塊りの昇華単語としたものです。「キングレコード」も「キング・レコード」ではなく、浜田君の事務所の「ロードアンドスカイ」も「ロード・アンド・スカイ」ではないのと同じ理屈ですね(本当に同じ理屈?)。要するに中黒「・」を省いてあるのですが、これがなかなかうまく伝わらない。ある出張セールで広告の店名表記を訊かれ、「まあどっちでもいいのですが(気恥ずかしさゆえの前置き)、出来るなら中黒の点を省いて下さい。」とお願いすると、「はい分かりました。」と納得され、

「ジス ボーイ」

としっかり「・」を省略されたこともありました。 ( くっつけてよ! )






turtles.jpg
タートゥルズ/レット・ミー・ビー<東芝SR-1451>

 「ジス・ボーイ」は「ジス・イズ・ア・ペン」を連想し失笑を買うのでしょうが、「ビートルズ」だって英語圏の人はそうは発音しないと思います。むしろ「ビートゥルズ」が近いでしょう(「ジスボーイ」を笑うものは「ビートルズ」で笑われろ!?)。実際タートルズの日本盤シングルも、最初東芝から発売された時は「タートゥルズ」と表記されてました。キングレコードに発売権が移行してからは「タートルズ」で定着してしまうのですが、「ビートルズ」が64年のデビューから定着していた表記だったにも関わらず、同じ東芝盤なのに65年~6年に発売されたタートルズの3枚のシングルが「タートゥルズ」と表記された理由は何なのでしょう?解説者の朝妻一郎氏に是正意識があったのが・・(タイトルのみならず本文の解説でもタートゥルズと記載されています)。

私が初めて“ビートゥルズ”なる表現に出会ったのは10年近く前のこと。「60年代ロックLP図鑑」でビートルズのソニー・プレスに関して確認証言をいただいた、ソニー・ミュージック(当時)の岡部篤氏の感想メールでした。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
この度は素晴らしいLP図鑑をお贈りいただき誠にありがとうございました
懐かしくて涙がでました、ビートゥルズは勿論 ハーマンズハーミッツ、デーブクラークファイブ等々
  (中略)
まさに私の原点であり、音楽の素晴らしさに目覚めたのもここにあります
この本がそのことを今、思い出させてくれました             
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今回確認のためコピーを取り出して思わずウルっとなってしまったのですが(笑わないで)、当時のリアルタイマーでも「ビートルズ」という表現に抵抗があった人は少なからずいたのではないでしょうか?「TLES」を「トルズ」とする日本語表記はあまりに長すぎた歴史があり、今更動かしようがないのでしょう。岡部氏のメールを拝見した時「きどった表現をする人だな~」と感じてしまった(失礼)私の方が、冷静に考えればおかしいのですが。





mystery trainプリースリー0


エルヴィス・プレスリーもデビュー盤の「忘れじのひと」<S-235>(SP)では「エルヴィス・プリースリー」となっています。ビル・ヘイリーもデビュー盤「ロック・アラウンド・ザ・クロック」<DE-329>(SP)は「ビル・ハイリー」。共に当時のシングル盤は未発見ですが(エルヴィスは盤のみ存在<ES-5035>)、2枚目からは完璧に「エルヴィス・プレスリー」「ビル・ヘイリー」で定着しています。早く間違いに気づいて良かったですね。



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その気でいこう」<SS-1818>               「エッジ・オブ・リアリティ」<SS-1860>
2枚ほど「エルヴィス」を「エルビス」と表記されたシングルがありますが、その他は完璧に「エルヴィス・プレスリー」です。

黒人音楽のBLUESも「ブルーズ」が正しいようですが、これも「ブルース」の歴史が長すぎてもはや動かしようがありません。もっともカタカナ英語の発音のこと言ってたらアニマルズなんて「エネモウズ」だろうし、いろいろ考えたら不可思議なアーティスト名(バンド名)表記は山ほどありそうな気がしてきました。まあ「ビートルズ」なんてまだましな方でしょう。そう考えたらこの疑問が鬼門に入ってしまいました、とさ。それだけの話でした。結論!?






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[小林克也の No.1 RADIO」という地元RCCラジオのFM開局特番にちょっぴり生出演することになりました。
4時間の生放送のほんの一部ですが、ビートルズとの出会い談義になりそうです。
(小林克也さんの発音する「ジスボーイ」楽しみ?) 
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thisboy1994


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●店長「菅田」
 1952年広島県安芸津町生まれ。獅子座のAB型。ビートルズをたまにしか聴かないビートルズ・フリーク。
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 A型、初代ミス・ジスボーイ、元ユニコーン(及び新日本プロレス)・ファン
●スタッフ「モンリー」
 A型、元PANTA FC会員(’83~'01)

●スタッフ「スーザン」
 B型、2代目ミス・ジスボーイ、初レコ:中森明菜

●スタッフ「白井」
 O型、趣味:釣り、初CD:フランキー・ヴァリ&フォー・シーズンス

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